おかげさまで、僕の旅は無事終わりました。

今後も、まだまだ追加更新致しますので、今後ともよろしくお願いします。

更新情報

2011.5.24:「おわりに~僕の「才能」~」

2011.5.20:「プレゼントリレー完結~9つのおくりもの~」

2011.5.18:「背中のおくりもの~Day:109 (Last Day)」

背中のおくりもの

背中のおくりものとは「背中のおくりもの」とは、世界を舞台にしたプレゼントリレーの旅です。

スタートの東京で「頑張ってる若手アーティスト」を見つけ「貴方と同じように頑張ってる、他の国の若者へ何か贈り物を。」とプレゼントを貰います。
那俄性はそれを背に世界を旅し、「現地で頑張ってる若手アーティスト」を見つけ「これは他の国で、貴方と同じように頑張ってる若者からの贈り物です。
代わりに、また別の国で頑張ってる若者に、何か贈り物を下さい。」と、プレゼントをリレーしながら世界中のアーティストをめぐる旅です。

旅の最後に預かった贈り物を、スタートの東京の若者に渡して、僕の旅は終わりです。

このリレーで世界中のアーティストが繋がり、参加してくれた人も、応援してくれた人も「世界のあちこちで、自分と同じように頑張ってる奴がいるんだな」なんて思って頂ければ、とても幸せです。


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インドで、タクシーに乗った時の事です。

運転手さんが、

「お前の仕事はなんだ?」と、聞いてきました。

 

「役者です。」

 

「何!?役者だって?なんてこった。 今日は携帯を忘れて来たから、写真が撮れない!」

 

「いや、全然有名でも何でも無い、ただの売れない役者ですよ。」

 

「そんな事は関係ない。しまったな、妻に『オレは今日、日本の役者を乗せたぞ』と、自慢出来たのに・・・」

 

「僕なんかの写真撮っても、 『誰よ、これ?』 って言われますよ。」

 

「じゃ、聞くが、日本で一番有名な役者は誰だ?」

 

「うーん、・・・最近、世界的に有名なのは、 『ケン・ワタナベ』 かな?」

 

「ほらみろ、オレは知らないぞ。オレの妻も知らないし、インドじゃ全然有名じゃない。だから、オレにとっては、お前もそいつも、全く同じ 『日本の役者』 だ。」

 

なんともインドらしい、大雑把な話しだな、と思いました。

でも、その瞬間、僕は脳みその奥がキーンとするような、不思議な感覚がしました。

 

 

僕はそろそろ、「才能が無い」 という言い訳をやめようと思います。

 

これはなんとも便利な、特に僕のような 「そこら辺を歩いている人より才能が無い」 奴には、実に使い勝手の良い、言い訳なのです。

何かにチャレンジして、失敗したとき、「やっぱり才能が無いなぁ」 と言う事によって、

「失敗したのは、僕の努力が足りなかったせいじゃない。才能が無いからだ。だから僕のせいじゃない。」 と、自分のプライドを守って来たのです。

 

僕は五体満足で、健康で、住む家があって、着る物があって、食べる物に不自由はしてなくて、その上、職業選択の自由まであります。

そして、「芝居をやりたいな」 と、思っています。

世界には69億4千万人いるそうですが、その中でこういう人は、いったい何人くらいいるんでしょうか。

僕が思っているより多いのかも知れませんが、そんなチャレンジが許されない環境で生活している人に言わせたら、才能が無いくらいは、大した事じゃないのかも知れません。

パリのオペラ座を観ても、NYのブロードウェイを観ても、まだ 「もうちょっと、何か出来る気がするな」  という勘違いから、醒めませんでした。

もうどうしようも無いので、もう少し、この勘違いが完全に醒めるまで、頑張ってみようかと思います。

 

 

「努力は必ずむくわれる」 とか 「夢は必ず実現する」 と言い張るには、残念ながら、ちょっと歳がイってる気がするし、そんなに素直な奴じゃありません。

だからこれは、僕の勝手な 「思い込み」 です。

挑戦するのに障害が無く、その意欲が充分な時、その人は、「才能に恵まれてる」 のだと、思います。

 

 

僕だけが、言い張るのはいささか恥ずかしいので、ぜひ皆さんも言い張ってみて下さい。

僕なんかより、ずっとずっと優秀な人達が、次々と諦めて行くのを見るのは、とても残念ですし、ちょっと心細いです。

 

 

あなたが、どこにいて、どんな目標にむかって、何をしてらっしゃるのか、僕には分かりません。

でも、僕はもちろん、この日記に登場してきた、ほとんどの人達は、貴方の才能を信じ、貴方の挑戦を心の底から応援している事だと思います。

 

「頑張って下さい」 や「頑張りましょう」 ってのも、ちょっと気恥ずかしいですし、そんな偉そうな事は、とてもじゃないけど言えません。

そして 「決して諦めるな」 とも思いません。

もし、挑戦の結果が、思い通りにならなくても、その過程はとても価値のあるものだと思います。

たとえ途中で諦めても、頑張った分だけ、貴方の身体には、色々な種類の、沢山の「おくりもの」がくっついている事だと思います。

それは、次のステージに進むときに、また力強く貴方を助けてくれると思います。

 

僕はそんな事に気づくのに、4万kmも旅してしまいました。

 

この旅を通して、僕の身体には、また新たな「おくりもの」がくっつきました。

 

この日記を読んで頂いた皆さんにも、少しでも、何かしらの「おくりもの」が届いていれば、こんなに嬉しい事はありません。

 

 

最後になりましたが、本当にお世話になった方達へ、この場を借りてお礼を。

 

まず、リレーに参加して頂いた、柿澤勇人さん、小林敏子さん、原田美欧さん、鳴海正宏さん、Minori Terrienさん、Ruben Van Rompaeyさん、南しずかさん、Yumi Michelleさん。

素敵なロゴを作って頂いた、グラフィックデザイナーの、浅野純也さん。

このHPを作ってくれた、株式会社カメレオンの下西敦子さん、株式会社ベストスキームの石鍋直樹さん。

様々な形でご支援頂いた、羽鳥三実広さん、Artist Company響人の皆さん、西野誠さん、笠嶋俊秀さん、秋谷:深月さん、白石紋子さん、EBATOさん、橋本健太郎さん、つばささん、若林和之さん。

旅中にお世話になった、鈴木知美さん、小林隆臣さん、落合良子さん、猫さん、かえるさん、由水南さん、久保田彩佳さん、井筒節さん、三井りよさん、影山雄成さん。

I’m filled with gratitude to, W.Bro. Arjun J. Hotwani, Bro.Ashok Mahbubani, Bro.Ambarish Singh Roy, Bro.Rene, Bro.Cagri Yalgin, Mr.Richard Nhlebela, Mr.Daniel Therrien,  Ms.Shifra Azimullah, for your kindness.

また、企画の段階から協力してくれ、僕の漠然とした考えを、なんとか形にしてくれた、赤井史郎さん、小山直樹さん、長南大樹さん、山崎淳一さん。

Twitterで、様々な情報をくれた皆さん。日記、掲示板にコメントしてくれた皆さん。

 

そしてこんなに更新の遅い、読みにくい日記に、最後までお付き合い頂いた、全ての方に、心からお礼申し上げます。

本当に、本当に、ありがとうございました。

 

途中、個人的な理由により、長期に渡り更新が滞ってしまった事を、深くお詫び致します。

申し訳ありませんでした。

 

 

次は、どんな場所で、どんな形で、お目にかかれるか、分かりませんが、とても楽しみにしております。

 

その日まで、どうか、お元気で。

 

                                                         那俄性 哲