6 : アグラ

2010.09.17ぜいたく~Day:16 Agra~
カテゴリー:6 : アグラ

すっかり慣れたインド鉄道で、バラナシからアグラへ。

どうせ、遅れるだろうと15分前に駅に到着したら、なんとホームにはもう列車の姿が。 全く、一筋縄ではいかない。

バラナシ 16:45発 → アグラ 5:45 着 が、

       16:50  →      7:45 着 であった。

チェックインまでの時間を、どう潰すか悩んでいたので、僕にとっては、好都合極まりない。 今回、かなり運が良い気がする。


アグラ、といえば、タージマハルである。 というか、タージマハル以外、特に無い。

着いたのは、木曜日。翌日、金曜日はタージマハルはお休み(休みってなんだ?)という事だったので、チェックインを済ませ、さっそくタージへ向う。


まぁ、超有名なので、いまさら、僕なんかが、レポートするまでもないと思うけど・・・


あちこちで、ガイドさんが解説してるので、聞くとも無しに解説が入って来る。

このタージマハル、恥ずかしながら僕は、宮殿だと思ってたら、実はお墓だと言う。

ムガル帝国の皇帝、シャー・ジャハーンが、愛する妻の死を悼み、22年かけて建てたのだそうな。

まーデカイデカイ。あんまりデカイので、近づきすぎると、何だか分からなくなってしまう。遠くから、眺めるのが一番良い。



  中にも入れます








 中に入ると、棺が2つ(奥さんと皇帝の分ね)安置されている。

ガイドさんによると、本当の棺は、下の階に安置されており、その上を人が通らないように、置かれているダミーの棺が、これだそうな。 

しかし、まぁ中はうるさい。中には、何人か警備員のような人がいて、ひっきりなしに笛を吹いている。 何かと思ったら

「はい、止まらないで、先に進んで!」 とか 「そこに寄りかからないで!」 「そこに座るな!」とか、ずーっとやってるのです。

当然、そんな事に耳を貸さないインド人。 走り回る子供。 なり続ける笛。  ・・・うるさくてたまらない。

皇帝、せっかく愛する奥さんが安らかに眠れるように、こんな豪華な物を建てたのにね。

僕だったら、祟ってやるのに。寛大な皇帝だ。


ここいらで、なんか違うなー、という感じがする。

写真を撮ったり、ガイドの解説に耳を傾けたりというのは、誰かと来た時の楽しみ方なのか、「独りで来ても、つまんないなー」という気がしてきた。


ふと、外に出てみると、タージ外壁にある日陰で、独り本を呼んでいる、西洋人の若者がいた。

これだ。 これは独り旅じゃないと出来ないぞ、と僕も真似をして、日陰に腰を下ろす。

これは、大正解。 世界遺産、タージマハルの一部に座り、ただひたすら、ぼーっとする。 とてもとても贅沢。

ちょうど僕が位置する所からは、西側のモスクと、ヤムナー河が見える。 空には、雄大な雲。 こんなに良いポイントは無いんじゃないだろうか。








僕がぼーっとしてると、みんなジロジロ見ていく。入場料、インド人20ルピー、外国人750ルピーなので、敷地内はインド人だらけ。

もともとインド人は、外国人をジロジロ見るけど、本当に、みんなにジロジロ見られた。

僕は、カバンも持ってなければ、カメラすら持ってない、本当の手ぶらだった。

みんな 「何やってんだ?アイツ。」 「あれはきっと禅だよ、禅。」 みたいな感じで、通り過ぎていく。

僕は、「ははは、良いだろう」 なんて思いながら、ぼーっとする。

実際にやってみると、これこそが「独り旅における、世界遺産の楽しみ方」な気がする。  僕だけか。


すると、レイバンのサングラスをかけた、派手な若者が 「写真を一枚良いか?」 というので 「良いよ、シャッター押してあげる」 と言うと 「違う違う、あんたと撮るんだ」 というジェスチャーをする。

なんのこっちゃ、と思ったら、その若者、満面の笑みで、僕と握手してる所を、友達に撮らせだした。

しかもポーズを変えて、何枚も。 「何なんだ?これは?」と聞くも、英語が喋れないみたいだ。 4、5枚撮って、満足げに去っていく彼。


突然の事で、ワケが分からない僕。 そういう趣味の人だったのかな・・・と思っていると、今度は、家族連れのお父さんが、すっと近寄って来て、僕の横に腰を下ろす。

「?」と思う間もなく、奥さんに写真を撮らせる。 「なになに?」と聞くのだが、「お、その笑顔最高だね!ほら、カメラ向いて」とか言い出す。

また、ちゃんとカメラを向いてしまう、悲しい出たがりの性。 数枚撮って、「どうもありがとう!」とガッチリ握手して、家族の元へ去って行くお父さん。


なんなんだ? ぼーっとしている東洋人は、そんなに珍しいのか? いかにも、写真を撮って欲しそうに見えるのか?

じゃ、ま、iPhoneでも、いじってれば良いかと、自分の撮った写真を整理したりすると、また若者の集団が来る。 何なんだ?

さすがに僕も 「なんで?東洋人見た事ないの?」 とか聞くんだけど 「撮って、友達に見せるんだ」 とか言われる。なんて言って見せるんだ?


たった30分のうちに、4組ものインド人達がやって来て、バシバシ写真を撮って行った。もはや、ぼーっとするどころではないので、移動する。

移動中にも、中年インド人3人組に写真を頼まれる。理由を聞くのだが、どうもハッキリした理由が無いようだ。

このインド人の謎の行動の理由、ご存知の方、いらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。



 僕が ぼーっとしてた タージマハルの外壁

 

 格子状の窓 3つが ちょうど 僕の身長のサイズです


 大きいですね










今日は、タージマハルを見る事に一日を使う、と決めたので、全景が良く見える、木陰のベンチへ移動。

これまた、とても贅沢。日差しは強いが、木陰はとっても涼しい。今度は、人通りも少ないので、誰も来ない。



 正面より 好きです











ただひたすら、眺めていると、色々な考えが、次々と浮かんで来るような、また、何にも考えられないような気がする。

考えなくてはならない事は、沢山あるような気がするし、全く無い気もする。


ふと、ぼんやりしている僕を、外から見ると、どんな風に見えるのかな? と、思う。


年間400万人の来場者達は、みんな、何を考えるんだろう。


2010.09.17生野菜たべたい~Day:17 Agra~
カテゴリー:6 : アグラ

タージマハルの街、アグラ。

しかし、今日は金曜日、タージマハルはお休み。

ので、アーグラ要塞を見に行く。正確に言うと、アーグラ要塞から見える、タージマハルを見に行く。


時間はたっぷりあるので、歩いていく事にする。

僕の宿の近くは、やたらにバイク屋さんが並んでいる。ちょっとした、上野のバイク街のように。

しかし、インドはHONDAばかりだ。何かの決まりのように、みんな、HONDAのバイクばかり乗っている。

なぜかメーカー名は「HERO HONDA」 どうして、こういう名前になったんだろう?

本当にHONDAって凄いな、って思う。 本田宗一郎さん、貴方は、シャー・ジャハーンより偉大だと思います。


5kmほど歩いて、アグラー要塞到着。























大変申し訳ないけど、このアグラー要塞、わざわざ見るほどのモノでもない、気がする。

すごいな、とは思うけど。

正直に言って、イスラム建築は見飽きた感がある。 カレーと同じく。 ま、あとはデリーに行って終わりなので、見納めかな。


でも、ここから見えるタージマハルは、とても綺麗だと思う。















ここでは、昨日のタージマハルのように、うまく、ぼーっと出来ない。 何なのでしょう?


でも、相変わらずインド人に 「一緒に写真を撮ってくれ」 と言われる。 本当に謎。


ブッダガヤ以来、体調はすこぶる良く、ちゃんと毎食お腹が減るのだが、香辛料料理は、正直もう食べたくない。

美味しいお店は、本当に美味しいのだが、ちょっともう勘弁して欲しい。

身体に合わないのか、汗の質が、明らかに変わって来てしまった。

日本食が恋しいものあるが、脂っこくないもの、特に生野菜とかモリモリ食べたい。 けど、水道水も避けている以上、インドでは叶わない。

デリーに行けば、マクドナルド等もあるらしいので、食べ収めとばかりに、近所のレストランに入る。

マトンカレーとガーリックナン。とても美味しかった。


あぁ、でも、やっぱり、生野菜食べたいなぁ・・・・

明日は朝7:35の列車で、デリーだ。中華街とか無いのかな?