リレー

2011.05.20プレゼントリレー 完結 ~9つのおくりもの~

プレゼントリレーの線が、15カ国、30都市を渡り、スタートの東京に戻って、環となりました。

 

去年の夏、東京を出る時に最初の一人から預かったオルゴールは、姿を変えて無事、東京に戻って来ました。

ようやく、完結です。

 

 

半年前、夏真っ盛りの暑い日に、オルゴールを受け取った場所で、プレゼントリレー最初の一人、柿澤勇人さんと再会しました。

 

久しぶりに会った彼は、やっぱり爽やかな奴で、以前より随分と落ち着きが増したように感じました。

僕はさっそく、リレーの2人目から、どんな人が、どこで、どんな風に頑張っているのかを、ゆっくり話させて貰いました。

 

香港:小林敏子さん オルゴール→ピンバッジ

 

ミラノ:原田美欧さん ピンバッジ→御守り

 

ベルリン:鳴海正宏さん 御守り→絵皿

 

ボーフム:Minori Terrienさん 絵皿→ハンドタオル

 

ベルヘン・オプ・ズーム:Ruben Van Rompaeyさん ハンドタオル→CD

 

NY:南しずかさん CD→写真とタンブラー

 

ハリウッド:Yumi Michelleさん 写真とタンブラー→オスカー像

 

 

文字にすると、なんともあっけない感じですね。

ですが、僕らは、プレゼントリレーに参加してくれた方の事、僕が観てきた数々のステージの事、出会った人達の事について、すっかり話しこんでしまい、気がつくと4時間を超えてました。

 

一口に、「頑張る」と言っても、その頑張りは、十人十色、千差万別で、時には簡単に「頑張れ」と言えない事もあるかも知れません。

それでも彼は、力みの無い、確信めいた響きで、「よし、頑張ろう」と、言ってくれました。

その一言で、僕は、とてもとても救われた気持ちになりました

 

地球を西周りに一周、約39,000kmの距離を旅して、オルゴールは、「オスカー像」と変わりました。

俳優へのおくりものとしては、ピッタリかな、と思っています。

そして「Best Person」の文字も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オランダでRubenが言ったように、「そのもので在り続ける事」というのは、どの国でも、とても大変な事のようです。

そんな大変な毎日だからこそ、立ち止まりそうになった時に「支え」が必要なのだと思います。

今回の「おくりもの」が、そのわずかな手助けとして、皆さんの、なんらかの力になれたら、嬉しいです。

 

 

こんな無茶苦茶な企画も、それに参加して頂いた皆さんのご好意無しには、成立しませんでした。

参加して頂いた皆さん、本当に、ありがとうございました。

 

東京から始まり、わずか8都市ですが、この「おくりもの」により、本来知り合うはずの無い人達が繋がり、想いを共有出来た事を本当に嬉しく思います。

いつかこの8人が、どこかで、なんらかの形で、同じパフォーマンスに関われたら、本当に素敵かな、と思っています。

 

 

柿澤君も、そして他の皆さんも、すでに新たなステージにチャレンジしているようです。

これからの、彼、彼女達の活躍を、ご期待頂ければと思います。

 

今回は出会えなかった、世界のどこかで頑張っている、誰かは、まだまだ沢山いる事でしょう。

そんな誰かとも、もっともっと繋がりを持ち、今回の「一筋のリレーの環」が枝葉を伸ばし、もっと多くの人と繋がる事を願っています。

 

本当に、ありがとう。

 

いつかまた、世界のどこかで会える日を、楽しみに待っています。


2011.05.06プレゼントリレー (8) Yumi Michelle さん

プレゼントリレー、8人目、そして最後の方です。

ダンサー、俳優としてハリウッドで活躍中の、Yumi Michelle(現在の芸名はYumi Kaguya)さんです。

IDA Hollywoodで、ダンス活動をしながら、数々のダンスショー、ショートフィルム、CM等、様々に活動されてます。

 

アメリカに生まれ、幼い頃からブロードウェイに憧れ、バレエやダンスを始めた彼女。

日本で数年暮らした後、NY大学でBFAを取得、その後、再び日本に渡り2004~2009年まで、劇団四季で活動。退団後、ロサンジェルスに移り、意欲的に活動中。

 

と、この2行書いてるだけでも、彼女のアクティブさが伝わって来そうです。

 

 

 

実は、劇団四季に在籍していた時代が、僕とカブっているんですが、お互いに同じ作品に出演する事がなく、全くといいほど面識はありませんでした。

それが、たまたまTwitterで、彼女が共通の友人のつぶやきを見て、

「え?誰がハリウッドに来てるって? あ、あのなんか難しい漢字の人?」

という具合に、お互いすぐ近くにいる事が判明。

運よく、僕の滞在中に時間が取れたので、またもや無理を言って会っていただきました。

 

在団中の彼女の印象は、「ほとんど英語で会話をしている人」、だったので、「日本語忘れてないかな、大丈夫かな」でしたが、僕の英語力の低さを見抜いてくれて、すぐに日本語に切り替えてくれました。

それでも、言葉に詰まると、すぐに英語になるところが、さすがロスで活躍してる女優という所でしょうか。

彼女の活動が詳しく載っているブログはこちら。英語版と日本語版です。

 http://mimsyyork.blogspot.com/

http://profile.ameba.jp/mimiyamaguchi/

 せっかくなので、つい最近のステージも。



 

彼女はとても丁寧に、ロサンジェルスで、ハリウッドで挑戦する事を、僕に教えてくれました。

そして僕からは、スタートからのプレゼントリレーを全てお話しし、とてもとても熱心に聞いてくれました。

特に、彼女へのおくりもの7人目をくれた、南しずかさんの作品にとても感動してくれ、この直後、フェイスブックを通してお礼のメッセージのやりとりをしたそうです。

別に、僕の手柄じゃないけど、こんなに喜んでくれて、とてもとても嬉しかったです。

 

今回のプレゼントリレーは、おそらく最後の一人となるので、唯一「渡す相手が分かっているおくりもの」となります。

そう、スタートの柿澤君に戻る、リレー完結の最後のひとつです。

柿澤君の話をすると、「『ハリウッドから俳優へのおくりもの』だったら、これしかないでしょ!」と、近くのおみやげ屋さんへ。

最後のおくりものは、これ。

 

アカデミー賞のオスカー像、のレプリカ。

Best Husband や、Best Woman など、数多くある中で彼女が選んだのは、「Best Person」。

 

なるほど、一番の褒め言葉なのかも知れないですね。

 

 

 

何かにメッセージを、とお願いした所、彼女はカバンから、雑誌「VANITV FAIR」を取り出し、

「これに載っているジョニー・デップのインタビューが最高なの。俳優さんなら、ぜひ読んで欲しいから!」と、その雑誌の1ページにメッセージをくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Best of luck on your furture endeabors!」(貴方のこれからのチャレンジに幸運を!)

そして、「これは私が一番、大事だなって思っている事」と、

「Keep on livin’!!」と付け加えてくれました。

これを読んだ瞬間、ふとオランダのルーベンが言った「アーティストで在り続ける事は、とても大変だ。だから皆で支えあおう」という言葉がよみがえりました。

 

柿澤君のくれたオルゴールは、いくつかの海を越え、いくつかの大陸を渡り、オスカー像になって、日本に還ります。

 

ありがとう。これを持って、日本に帰ります。

プレゼントリレー最後の一人でした。


2011.04.04プレゼントリレー (7) 南 しずか さん

リレー、7人目です。

本当に皆さん、この無理のある企画に賛同頂けて嬉しい限りです。

芸術家のあふれる街NYで、「なんとか今まで会った事の無いジャンルの方に」と、無理やりアチコチにお願いして、お会いする事が出来ました。

写真家の、「南しずか」さんです。

 

 

 

 

 

 

僕の拙い文章でご紹介するよりも、彼女の作品を観ていただくのが、何よりも雄弁かと思うので、ぜひご覧下さい。

http://www.minamishizuka.com/

トリニダート・トバゴのカーニバル。数々のスポーツの瞬間。日本の温泉の風景。

ジャンルが多彩なのに、どれも何か共通の雰囲気を感じれます。

 

お会いする直前まで、フロリダのオーランドに、全米女子プロゴルフツアーの取材に行ってらして、ちょうど帰って来たばかりという所でした。

お忙しいところ、無理を言ってすみませんでした。

 

経歴をお伺いしてみたら、なんと思わぬ接点が。

南さんは東海大学、工学部航空宇宙学科のご卒業。

この学部、ワタクシ、那俄性が受験して、見事に落ちた学部でございます。

歳は僕と2つ違いなので、僕がもし入学していたら、同じ学部の先輩後輩だったワケですね。まぁ、僕の学力が伴わなかったので、叶いませんでしたが。

 

その後、ジャーナリストを目指して、NYへ。

写真の勉強をし、スポーツの写真を中心に、NYを拠点とし全世界でご活躍中です。

 

なんと、あのタイム・ワーナーの「スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)」とも契約されており、南さんの写真も多く掲載されているそうです。

「他にも日本人のカメラマンっているんですか?」と聞いた所、

「私は、会った事ないですね。たぶん、いないと思いますよ。」

ミラノの原田美欧さんもそうでしたが、「唯一の日本人」、という現場で活躍されるのが、本当にすごいです。

 

HPにも沢山のトリニダート・トバコのカーニバルの写真が載っていますが、なんと過去に13回も取材し、現地での日本人初の個展も開かれたそうです。

そして、トリニダート・トバコ大使より表彰され記念品まで贈呈されているとか。

もはや、ちょっと言葉がありませんね。

 

「スポーツでの写真は、例えば野球だったら、『ホームランを打った瞬間』、というより、『バットがボールに届く手前の瞬間』、というようなのが、好きですね。

見ている人に、『この後どうなったんだろう?ヒットかな?空振りかな?』と、想像させるような作品が好きです。」 と南さん。

確かに、作品を拝見すると、「こういう事象が起こりました」、という写真より、「とある場所のとある時間の一部分です」、というような印象を受けました。


プレゼントは、先日取材されていた、全米女子プロゴルフツアーの関係者にしか手に入らないタンブラー(地図上の開催地が光る!)とご自身の作品を2つ頂戴しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この、青い空と海をバックにした、笑顔の写真は本当に素敵です。ありがとうございます。

ご自身の個展の案内がのっている絵葉書にメッセージを頂きました。

「あぁ漢字が分からない」とおっしゃりつつも、「一期一会」と。

本当に僕が、この旅で身に沁みた言葉です。










最後に、僕が一番印象に残ったお言葉を。

「写真って、日本語でも「写真をとる」だし、英語でも「take a picture」って言いますよね。

その「take」した写真で、誰かに何かを「give」出来れば、最高だなって思ってます。」

その後に、「なんちゃって」と言った顔が、とても素敵でした。

ありがとうございます。次につなげます。